小山薫堂さんが主人を務める「京都・下鴨茶寮」発 ~  家族のカタチが変わる今、年の初めに家族を繋ぐ「おせち」を!

代々、京都・下鴨神社の御用達包丁人を務めてきた「下鴨茶寮」。
その歴史は、江戸時代末期の安政3年(1867年)、神社の参道にて現在の料亭の礎となる商いを
開始したところに遡ります。
現在でも、神社の境内に厨房を構えるなど、下鴨神社の御用達として深い信頼関係にあります。
そんな「下鴨茶寮」がこだわりを持って提供し続けるのが、
一年の初めに食卓に上る「おせち」。
そこで、14年前、継承者に悩む下鴨茶寮から「伝統文化を絶やさず発信し続けるために」と、
主人を継承した小山薫堂さんに、「おせち」カルチャーについてお話をお伺いしました。

家族のカタチが様々な分、おせちも様々な楽しみ方があっていい

「おせちには、日本人の哲学的思想が詰まっているんです。
年の初めに食卓に上るおせちには、願いや祈りのこもった食材が使われています。
例えば、黒豆には「まめに(健康に勤勉に)暮らせますように」と無病息災を祈る意味があり、
数の子は子孫繁栄を、たたきごぼうは「家業がその土地に深く根を張り、安定して栄えるように」
という家運安泰、田つくりには「五穀豊穣(ごこくほうじょう)」や「豊作」の願いが込められて
います。
一年のはじめに、そんな日本の伝統文化を家族で口にすることは、すごく意味があることだと
思います。お子さんと、「この食材の意味はね」と年始に話すことで、日本の文化を学んでもらう
きっかけにもなる。
そう、近々「下鴨茶寮」発信で子ども向けに食材の意味がわかる冊子を作るのもいいですね。
そんなふうに、年始からワイワイ楽しんでほしいんです。

今は、家族のカタチも変わってきています。
二人家族、三人家族……、様々な家族のカタチに対応できるよう「下鴨茶寮」でも
10種類以上のおせちをご用意しています。
例えば、一人一人が自分のペースでおせちを楽しめる一人用おせち×3の三段重、
お正月にお酒を楽しみたい方向けに日本酒「獺祭」と京の銘酒「神蔵」に酒肴おせちを
セットにした重、お母さんが料理をお休みできるちらし寿しとセットになったお重など、
毎年新しいお重を提供しています。
そもそもおせちは“保存食”という意味合いもあって、お正月の間はいつも忙しいお母さんが
料理をしなくてすむ、という点もいいですよね。
“保存食”ということもあり、おせちは味が濃くなりがちですが、「下鴨茶寮」のおせちは、
京都の食材を中心に一つ一つ吟味し、日本の食材を生かすよう極力出汁を生かした薄味という
ところが特徴です。
そのため、年齢の高い方にもオススメで、「今年は実家に帰れない」という場合に、
ご両親にお贈りするのも喜ばれると思います。
もちろん、4~5人前の本格的おせちもバリエーションを揃えていますから、
「今年も美味しいおせちがあるから、実家に集合!」
なんて集まるのもいいですよね。
料理長曰く、「おせちには、コース料理なんてとても真似できないくらいの、50品目という食材が
入っている」とのことですから、それは新年にふさわしいスペシャル感です。
そんなふうに一年のはじめに食卓を囲むことは、家族の絆をつなげることにもなると思います。
「若者がおせち離れしている」なんて言われてますが、
案外、若者たちは「おせち、エモい!」なんて言っていますよ(笑)。
一年のはじめ、「おせち」が家族を繋ぐきっかけになったら、嬉しいです。

酒肴おせち 冷凍一段 お酒付(2人前)¥27,500 税込
日本酒「獺祭」と京の銘酒「神蔵」に鮭柚庵焼、
いくら醤油漬、なまこぽん酢、さしみいか黄金和えなど酒肴26種がセットに。

和おせち三客(1人前×3)¥21,600 税込
お一人ずつご自身のお重で「マイペースで
おせちを楽しみたい」というニーズに対応したおせちは、
7月に販売を開始して以来、大好評。

和おせち三段「未」干支陶器付(4~5人前)¥58,320 税込
新年から、両親、親戚でワイワイと食卓を囲んで楽しみたい豪華な三段重。
食卓が賑やかになり、話題が弾むきっかけに。

下鴨茶寮
京都市左京区下鴨宮河町62  ☎075-701-5185
おせち料理はこちらのURLより注文可能
https://shop.shimogamosaryo.co.jp/collections/categoly_osechi
下鴨神社の入口傍にある本店の脇には
高野川が流れ、美しい風景を臨むことができます。
散歩がてら一度訪れてみるのも、大人の旅の一興です。

取材・構成/河合由樹   撮影/土岡虎太郎