50代コートSNAP! 今選ぶ「私らしい」一枚 Chapter①

「母」としての私、「仕事」で求められるきちんと感、それに加えて「流行感」……。
40代までのコート選びは、どこか人の目を気にしていただけれど、
全身を包み込むアイテムだけに、50代の今、こだわるのは1点、「私らしさ」。
そこで、街行く50代が、年齢を重ねたからこそ選んだ
「私らしい一枚」を、SNAPしました!
役割から解放され、流行にもとらわれすぎず、ピュアに「今の私に似合う」基準で
選んだコートに、小物でエッジを効かせたスタイルは、まさに大人の証です。

大好きな金ボタン&遊び心の効いたコートで、メンタルが落ちる日の心を照らして

真砂乃理子さん(59歳)不動産業事務

<MY  SELECT COAT>
PATOU
この一枚を選んだ理由>
学生時代から紺ブレが大好きで、金ボタンに目がありません。ですが大人になると腕周りや肩周りが気になったり、着丈が気に入らなかったりと、なかなか思うようなデザインに出会えませんでした。
ところが、たまたまPATOUで私がイメージしていたデザインを発見!  左肩に施された遊び心あるワッペンも、胸キュンポイントです。このコートは、PATOUでは毎年作られる定番とのことで、長く着られそうなところもお気に入りです。

<コーデPOINT>
このコートは形がシンプルなので、中はデザイン性があるsacaiのペプラムスカートとidealuceのベージュのボーダーを合わせました。
黒とベージュは昔から好きな組み合わせ。カットソーだけでは寂しいと思い、zozoで300円で購入した
付け襟で遊んでみました(笑)。GUCCIのローファーは大昔のもの。好きな軸は変わらないので、少々高価でも長く使えるものを選んでいます。
50歳過ぎたらびっくりするほど口腔内の状態が悪くなりました。インプラントしたり、自分のカラダのメンテナンスに病院に行く機会も増加。更に親の介護や義母の介護も重なり、精神的にはきつい時期でもありました。そんな時でもオシャレはいつも私の心を明るく照らしてくれる心のビタミン剤。お洋服は大好きなので、幾つになってもオシャレを楽しみたいと思っています。

 

資格取得や新しい仕事準備に奔走する日々は、フッ軽な華やか大人カジュアルを味方に


中村美鈴さん(50歳)会社経営

<MY  SELECT COAT>
shellerのエコファーコート

<この一枚を選んだ理由>
ボリュームのあるファーは、一見デイリーには華やかそうに見えますがデニムに合わせるてカジュアルダウンすると、好バランス。コンパクトな丈感が腰位置を高く演出し、スタイルアップして見えるのもお気に入り。シンプルな服が多い私にとって、冬の着こなしを更新してくれる強い味方です。

<コーデPOINT>

存在感あるアウターを主役に、脚のラインをシュッと見せてくれるAcne Studiosのデニムを合わせました。デニムが細身な分、足元にはYELLOの存在感あるブーツをセレクト。
バッグにラブブのチャームをつけて大人の遊び心をプラスしました。
美容師の資格取得のため学校に通いながら、人材派遣の仕事を始める準備も進めており、毎日が慌ただしく過ぎていきます。
だからこそ、50代の今、しなやかにフットワーク軽く動ける大人のカジュアルを味方に付けたいと思っています。

 

 

離婚して身も心も軽くなった私に、力の抜けたカジュアルが等身大のオシャレです

小池利恵さん(51歳)主婦

<MY  SELECT COAT>
Max Maraのテディベアコート

<この一枚を選んだ理由>
真夏のハワイで、デニムとタンクトップ姿で羽織った瞬間に「絶対にこれが欲しい!」と即決でした。ニュアンスあるカラーと圧倒的な存在感は唯一無二。テディは社会現象になるほど流行りましたが、質の良さや可愛さ、暖かさや上質感など、流行りでは終わらない一生物のコートです。イタリアンマダムのような着こなしを目指し、お婆ちゃんになってもカジュアルにこのコートを羽織っていたいです。

<コーデPOINT>
存在感のあるテディコートを主役にしたくて、あえてインナーはシンプルに。UNIQLOのハイネックで同系色にまとめて、セリーヌのデニムでご近所カジュアルにまとめました。
実は先日離婚したばかり。
50歳になってまさか自分がシングルになるとは思わなかったのですが、身も心も軽くなって。だから、今の私にはこのくらいの気負わないファッションが気分。一人暮らしなんて何十年振りでしょうか(笑)。
不思議と不安はなく、今は最出発した自分の人生を最大限に楽しみたい気持ちで一杯です。そして次にどんな素敵な人が隣にいるのか楽しみに思いながら、オシャレも心も磨いていきたいと思っています。

 

 

新しい友人とのランチDAYは、トレンドより「今の自分の“好き”」基準の服で


林雅代さん(57歳)MC

<MY  SELECT COAT>
コルピエロ

<この一枚を選んだ理由>
この冬出番が多くなりそうなのは、エストネーションで見つけたコルピエロのマント風コート。アシメントリーな裾、スタンドカラーとデザイン性が高く、サッと羽織るだけでコーデが決まりるので頼りになります。外と室内の温度差が激しいこれからの時期、軽くて脱ぎ着がしやすいのもストレスフリー。

<コーデPOINT>
友人とのランチDAYの今日は、コートのインナーは華やかにオールホワイトでまとめました。ニットはナチュラルビューティ、パンツはエストネーションです。ニットはドロップショルダーでボリュームがありますが、マント風デザインなのでもたつきません。バッグは、レオパード柄のファーをセレクト。 トレンドも気になりますが、最近は着心地やライフスタイルに合った自分が好きと思えるものを選ぶことが多くなりました。子育ても落ち着いて、ゴルフも再開。そのおかげで新しい仲間が増えたり、推し活も始めたり。自分時間が充実しています。