50代コートSNAP! 今選ぶ「私らしい」一枚 Chapter②

「母」としての私、「仕事」で求められるきちんと感、それに加えて「流行感」……。
40代までのコート選びは、どこか人の目を気にしていただけれど、
全身を包み込むアイテムだけに、50代の今、こだわるのは1点、「私らしさ」。
そこで、街行く50代が、年齢を重ねた今だからこそ選んだ
「私らしい一枚」を、SNAPしました!
役割から解放され、流行にもとらわれすぎず、ピュアに「今の私に似合う」基準で
選んだコートに、小物でエッジを効かせたスタイルは、まさに大人の証です。

空前の“抹茶ブーム”で茶道のイベント講師の仕事が増えた今、プライドが持てる一枚

石川恭子さん(54歳)茶道家

<MY  SELECT COAT>
セリーヌ

この一枚を選んだ理由>
厚手のコートはボリュームが出やすく重いので、スッキリとした軽めのコートが欲しくて探していたところ出会ったのが、このセリーヌのコート。トレンチ風のデザインですが、カッチリとしすぎず、柔らかなシルエットが女性らしさを引き出してくれます。金ボタンがアクセントになり、パンツにもスカートにも合わせやすい丈感がお気に入りです。

<コーデPOINT>
今日は、ビジネスランチ。
初対面の方もいらっしゃるので、きちんとした雰囲気をコートで出しつつ、サテン生地の柔らかなプラージュパンツとエストネーションのペプラムトップスで女らしさを添えました。
金ボタンにリンクさせて、大ぶりのゴールドアクセサリーやゴールド金具が利いたフェンディの
バッグで華やかさをUP。
ウエストマークして、もたつきがちな冬のコーデを軽やかに仕上げました。
自宅で「茶道教室」を主宰しているだでなく、空前の「抹茶ブーム」で茶道のイベントに
呼んでいただくことも多くなり、忙しい毎日。
その合間を縫って、娘と旅行したり、友人たちと食事をしたり……。
50代がこんなに楽しいとは思っていませんでした。

 

オシャレも仕事もまだ進化中。そんな私の気分を底上げしてくれるケープコート

椿原順子さん(55歳)フリーランスPR

<MY  SELECT COAT>
DoCLASSE

この一枚を選んだ理由>
車の運転にも邪魔にならないショートのケープコートを探していた際、このコートを見つけ、一目惚れで即決でした。アシメトリーで抜け感のある軽快な袖デザインや、ストールがドッキングしたような構築的なデザインで、ただ羽織るだけででグッとオシャレを底上げしてくれます。
キャメルのコートはキレイめにもカジュアルにも合わせられるので、この冬大活躍しそうです。


<コーデPOINT>
デニムのセットアップ風のカジュアルの装いにケープタイプのコートをON。「ブルー×キャメル」はヨーロッパの風を感じる大好きな配色。ZARAのペタンコシューズにVASICのバッグで今年らしさをプラス。
50歳過ぎてから企業に就職して正社員になり、その数年後にはフリーのPRに戻ったりと、自分の気持ちに素直に生きてきました。
今年は幾つもの偶然が重なり、ずっと憧れていた著名人のPRまで担当することに。
オシャレも仕事もまだまだ進化中なので、自分らしく楽しんでいきたいと思っています。

引っ越しを機に断捨離して見えてきた、私らしい「甘辛ミニスカコーデ」

今村亜矢さん(51歳)イメージコンサルタント

<MY  SELECT COAT>
韓国でオーダーしたエコファーコート

この一枚を選んだ理由>
ミニマムなエコファーコートは、大人の可愛さに品を添える絶妙なグレーカラーが選びの
ポイントです。程よいコンパクト感で着膨れせず、冬のスタイルが重くならないので、
お出かけはもちろん、デイリーから出番の多い一枚です。
韓国に行ったときに東大門でオーダーした思い出のあるコートで、自分の体に合った
サイズ感に仕上がり、デニムからスカートまで幅広いコーデに自然となじむ万能アウターです。

<コーデPOINT>

グレーのブルゾンタイプのエコファーコートにZARAのミニスカート、トップスにUnited Arrowsのニットを上品に合わせ、大人可愛いコーデにし仕上げてみました。
足元は黒タイツでValentinoのショートブーツに繋げてスッキリと。
バッグも同じValentinoで統一して、大人可愛いコーデに辛さを
プラスしました。
最近、引っ越しをしたのを機に、思い切って本当に着たい服だけを
残して断捨離をしました。
50代を自分らしく軽やかに過ごすためのワードローブを見直しているところです。

 

 

Max Maraのコートは、大切なものを失った私のこれからの人生を応援してくれる一枚

蓮見智子さん(52歳) クリニック理事・美容食専門士

<MY  SELECT COAT>
Max Mara

この一枚を選んだ理由>
Max Maraと言えば”テディ”を思い浮かべる方が多いと思いますが、50代を迎えた今、
あえて”リュドミラ”をチョイスしました。
上質な一重のカシミア素材で軽くて暖かく、ツヤをコーティングした独特の風合いが特徴の
コートは、「一生着られる名品」と思って選びました。
ダークなネイビーカラーは、シックで上品。
裾をなびかせて歩く後ろ姿は、他にはない贅沢さを纏っている気分です。
わざと1サイズ大きいものをチョイスして、大人の余裕を感じさせるリラックスした着こなしに。
50代は、シンプルな上質なコートをサラリと着て、街を、そして人生を歩いていこうと思います。

<コーデPOINT>
ダークネイビーのコートは、明るいカラーのインナーを選んで
重くならないコーデを意識。
モノトーンやネイビー、グレーといったシックなコーデを
毎日、マンネリにならないようあれこれ考えるのも楽しい時間です。
40代は、空手家として子どもたちにも指導するのがライフワークでしたが、49歳の時に人間ドッグで心臓が悪いことが判明。
一瞬で命にも関わってしまう空手を続けることは困難で、泣く泣く
諦めることになりました。
私の人生にとって、50歳直前に起こった大きな出来頃したが、
今は気持ちを切り替えて、その情熱をゴルフにぶつけて
楽しんでいます。人生は一度きり。走り続けられるところまで
全力で駆け抜けようと思っています。

 

ファッション好き全開に、50代は着たい「自由」を楽しみコートスタイルに


羽田麻里さん(51歳)会社役員

<MY  SELECT COAT>
マッカ―ジュ

この一枚を選んだ理由>
今年のコート選びに悩んでいた時、偶然ネットで見つけたのがこのマッカージュの
フェイクファーコート。ボリューム感と色味、デザインと全てが私好み。
ひとめぼれしてしまい即決しました。試着できなくて不安でしたが、届くと想像以上の
可愛さに大満足! カジュアルからキレイめまでどんな着こなしにもマッチするので
ヘビロテしています。

<コーデPOINT>
今日は、コートが主役のオールブラックコーデで。
ミューズ ドゥ ドゥーズィーエムクラスのニットにアキラ ナカの
ジレを合わせ、シーニュの細身パンツと、異素材ブラックでコーデに
メリハリをつけました。
冬はどうしてもダークなコーデになりがちなので、インパクトある
ヒョウ柄のマルジェラのバッグをセレクトして遊びをプラス。
とにかくファッションが大好き。トレンドも気にはなりますが、
50代に入り、カジュアルもキレイめも自分が着たいものを着る
「自由」を楽しめるようになりました。
身長が低いので、全体のバランスを考えながらアイテムを
選ぶようにしています。