運動会に子どもとのお出かけ……、30代、40代のときは、私たちにとって「スニーカー」は
母としての役割の象徴的アイテムだったけれど、
50代を迎えた今、スポーティなトレンドも後押しして、
「スニーカー」は私のためのオシャレツールへと変化。
そこで、秋のオシャレを楽しむ50代女性たちの
“私のための”スニーカースタイルをSNAPしました!
40代はパンプスだったけれど、今はスニーカーにスイッチして大人のカジュアルに

若林祐規子さん (51歳) 主婦

子どもが小さい頃は毎日スニーカーを履いていました。
楽ちんだし、子育てするうえでスニーカーは毎日の必需品だったのです。
でも子どもが大きくなった今は、「オシャレアイテムとして自分のためにスニーカーを履きたい!」に変化。
エンフォルドのパンツにCINOHのアウター、Demi-Luxe BEAMSのシャツなど好きなブランドは昔から変わらず、そこにパンプスではなくスニーカーを合わせて大人のカジュアルを楽しんでいます。ポイントは白のスニーカーで抜け感をプラスした、キレイめカジュアルを意識しています。街歩きからジム通いまでの万能コーデです。
苦手だったスニーカーはキレイめなジャケットを味方につけて

中村陽子さん (50歳)主婦
実はスニーカーは苦手なアイテム。ずっとキレイめの格好が好きで、カジュアルは似合わないと思っていたし、スニーカーを履いている自分も違和感がありました。でも、世の中のオシャレの流れはカジュアルブームで、大人もみんな履いてるスニーカーは憧れのアイテム。そんな私がスニーカーを克服できたのは、「必ずエレガントな要素を入れる」というマイルール発想から。今日はドゥーズィーエムクラスのシアースカートに、BRILLのジャケットでカジュアル過ぎない装いに。スニーカーもハイブランドのものをチョイスして、安心感を足しました。一目惚れしたミッキーのTシャツは実はメンズのもの。遊び心の中にシックなミーキーがお気に入りの一枚です。

新たな一歩の背中を押してくれる「オレンジスニーカー」

北條久美子さん(50才) ライフスタイル講師
昨年、50歳を前にしてダンスを始めました。そんな自分を応援したくて、「背中を押してくれるアイテムを」と探していた時、出会ったのがオレンジのスニーカー。アディダスのガゼルです。私にしては、ちょっと冒険でしたが、履くたびに「よし、やるぞ!」という気合が入ります。実はオレンジって、ネイビー、ベージュ、ブラックと相性がよいので出番が多くなっています。今日は、デニムのボウタイブラウスにバレルレッグのチノパンツを合わせました。程よい華やかさがこのスニーカーにマッチ。 シルバーアクセに、バッグやカーデをグレーにして馴染むトーンに仕上げ
ました。

永遠のベーシック・トレンチコートこそ更新して、今どきシルエットに

中島春子さん (52歳) 主婦
私はいつも、シンプルコーデが基本。
だから、シルエットにトレンド感が出るアイテムにアップデートすることが大事です。今日は全て今季のアイテム。今季は、久しぶりにトレンチコートが着たくて、取り外し自在の中綿ライナートレンチをTHINK FURを購入しました。ここ数年暖冬ですが、このトレンチなら秋から冬まで一枚で乗り切れそう。オーバーサイズのゆるっとしたトレンチにスニーカー合わせのスタイルは、まさに大人の醍醐味! スニーカーはたくさん持っていますが、araのスニーカーはオシャレ感と履きやすさが両立し、最近のお気に入りです。
ツヤにリボン、ゴールド……、スニーカーの日こそフェミニンアイテムを存分に

飯田真理さん (52才) 会社役員

中学生の双子の男の子と小学生の女の子3人の子育て真っ只中。
子供が生まれるまでヒール一辺倒。スニーカーが苦手だったのですが、いつの間にかスニーカーが定番に。
今日はピエールアルディをセレクト。
カジュアルになりすぎないように、光沢パンツやリボントップスなど、素材感やディテールで女らしさと品をラスしました。
娘と出かけた原宿で見つけたプチプラピアスも、カジュアルスタイルに
遊び感覚でONしました。

撮影/杉本大希 取材/見学裕己子、北野法子、山崎智子 構成/河合由樹