とよた真帆さん(58歳)、「美容にオシャレ……、 50代は金額じゃなく、審美眼と“好き”が選びの基準」


現在、58歳を迎えたとよた真帆さん。
今は、認知症が進む95歳のお母さまとの毎日を大切にし、
遠出を伴う女優のお仕事を積極的には受けておらず、
キャスティングなどの裏方のお仕事を楽しんでいるそう。
今ある環境に抗わず、ポジティブさが一番の美容液なのか、
お会いしたとよたさんのお肌はツルツルすべすべ。
そこで、内側からの美容液はさておき、リアルな美容法、
そして元トップモデルならではのオシャレ術を聞いてみました!

ブランドや金額じゃなく、50代は審美眼で勝負

50代の今、私は特別な美容法とかとっておきの化粧品は使っていません。
実は、化粧品はほとんどいただきものなんです(笑)
買うといったら、ドラッグストアの美白化粧水。
2千円くらいなのですが優秀で、ホントに肌が白くなるんですよ。
メイクさんにも「肌、白くなった?」って言われたことがあるくらい。
あえて気遣っていることを挙げるなら、食事です。
きちんと3食いただきます。
具沢山のお味噌汁は欠かせません。
納豆キナーゼとレシチンとカルシウム、亜鉛……、食事で足りないものは、
サプリで補っています。

“運動”はというと、毎日の1時間の犬の散歩がルーティンです。
保護犬で足の悪い子がいるから、ゆっくりゆっくり歩くんです。
それがちょうどいい運動になっているのだと思います。
パーソナルトレーニングも、ゆるーくやっています。

自分の生活を“好き”で満たして、心地いい“自分の世界”に

ファッションに関しても、もともとそんなにブランド品に興味があるタイプではなく、
「好きなものは好き」というスタンスだったのですが、
50代になって一層その傾向が強くなりました。
今日着ているシャツも、1万円台くらいだったのですが、街を歩いていて
「可愛い」と思い、フラッとお店に入り買ったものです。
値段に関係なく、自分が“可愛い”と思えたらそれでいい。
その一方で、絵にはお金を使います。
といっても、何百万円もするような作品ではなくて、
「これ、好き!」と思ったものの中から、現実的に買える範囲のものを選ぶ感じです。
家の中では、自分の好きな絵やインテリアに囲まれています。
玄関にはお気に入りの画家さんの作品を飾り、季節によって掛け替えたり。
リビングにも好きな絵があって、寝室にはパステル調の海の絵など、
少し柔らかい雰囲気のものを置いています。
家に帰ると、そんなお気に入りの絵を眺めながら、「今日も素敵ですね」と
心の中で“それらの絵を描いた画家先生とおしゃべりしています。
あとは、グリーンを増やすのが好きで、100円ショップで買った
小さな観葉植物を、時間をかけて育てています。
「これ、元は100円だったんだよ」というものが立派に育つと、単純に嬉しい。
家も自身が手掛けるレストランも、そんな“好き”に囲まれた“自分の世界”にいると、
毎日が心地良く過ごせるんです。


Maho Toyota

1967年東京都生まれ。
高校在学中にモデルデビューしパリコレクション等にも出演。
1989年には女優デビュー以降多数のドラマや映画、舞台等に出演。
また芸術の造詣が深く絵画の個展を開き京友禅の絵師として着物のデザインを手がける。家具などの木工、手芸もこなし、DIY番組を持つ等、趣味の域を超えた活動を展開。

撮影/田頭拓人 取材/見学裕己子、山崎智子 構成/河合由樹